2008/03/27

雨あがれ。

弱光…

ずっと笑っているって
むずかしい

どんな時も
笑顔でいられる人は眩しい

どんな時でも
こんな時だからこそ

微笑んでいたい


泣きながらでも
微笑んでいたい


きっと
奇跡の力があると思うから
posted by F u m i at 02:41 | Comment(4) | scene | -

2008/01/31

窓硝子。

窓の風景

風が吹いている
窓硝子をゆらすように
かたかたと
ごとごとと

こんな夜は
雪になるんだって聞かされた

朝、きっと白い街だ


雪起こしの風
わくわくするような
切ないような
雪起こしの風


全部真っ白に
全部まっさらに
吐息まで真っ白に凍らせて
街を塗りなおす



窓硝子に息を吹きかけて
描いたへのへのもへじ

目がうまく描けなくて
ちょっと泣き顔になった
posted by F u m i at 00:44 | Comment(0) | scene | -

2008/01/11

記憶の道。

陽光の坂道

この坂道を通っていた日々
私は何も知らない子供だった
この坂道で息を切らした頃
私は澄んだ瞳で世の中が輝いて見えた

この坂道を通らなくなって
私は少し大人に近づいた
この坂道を忘れた頃
私はうつむいて生きる術を覚えた

この坂道が遠くなった時
私は違う世界を知った
この坂道の向こうが見えなくなった頃
私は何かを失って強がりを覚えた

そして今
あの頃の足音が
あの頃の声が
あの頃の夕暮れが
あの頃の木漏れ日が

あの坂道の静かなさみしさが
少し嫌いだったはずなのに
いとおしい安らぎの記憶に変わり
私を驚かせる

ひとりでたたずむ勇気はないくせに
思い出の糸を手繰り寄せて向かう

何も知らず 息を切らしてこの坂道に
無邪気な足音を響かせていた視界は
何も変わっていなかったけれど

一歩でも踏み出せば
何もかもが壊れてしまうような気がして

ひとりでたたずむ勇気はないくせに
上りきった場所からじっと動けずにいた
posted by F u m i at 04:50 | Comment(3) | scene | -

2008/01/09

時。

夜明け

あれから一年
元気でやってるかな

私は元気
きっとずっと元気

また君に逢うまでは
絶対元気でいるから
posted by F u m i at 07:11 | Comment(0) | scene | -

2007/12/18

凛。

ビル夕焼け

あたたかな
あたたかな君のことばが

ふわりふわり
ふわふわと心にただよって

沈みゆく夕日さえ
ぽかぽかとしてくる

オレンジの空は
君の優しい心の色だね


今の君でいいよ
今の君がいいよ
posted by F u m i at 23:53 | Comment(2) | scene | -

2007/12/05

堤防。

冬空と海

ざわめきと

静けさと
posted by F u m i at 23:03 | Comment(2) | scene | -

2007/12/04

寒風ひらら。

夕景…

ひゅるひゅる ひらひら
風すさぶ

ぽつりぽつりと
雨おちる

それでもなお
見つめ続ける雲の切れ間に


明日の光が顔を出す
posted by F u m i at 02:01 | Comment(0) | scene | -

2007/10/31

白銀の道。

夜の駅ホーム

夜には
吐く息がもう白い

両手をつつんで温めてみる

冷たく光るレールは
あの街まで続いている
その先もずっと
どこまでもどこまでも

でも
私の気持ちは
あの街で終点になる
posted by F u m i at 06:25 | Comment(0) | scene | -

2007/10/29

邂逅。

無言の街

夢を見た

眠るのは好き
夢の中だけの 懐かしい場所
懐かしい人 懐かしいもの

いつもおなじ

やさしくて
あたたかで

ここに逃げ込みたくて
忘れたくて
自分に気づかないふりがしたくて

どうか目が覚めませんように
子供のようにそう願って
いつだって目を閉じる
posted by F u m i at 05:05 | Comment(0) | scene | -

2007/10/04

秋空を見上げながら。

秋の夜空は虚ろ…

悲しいことなんて
みんな なくなればいいのにね

笑うときみたいに
泣きたいときも
大きな声で 叫べたなら
少しは楽になれるのに

どうしてか
悲しみが深いほど
嘆きは声にはならず
押し殺すような嗚咽で
絞り出すような悲鳴で

悲しみは
少しずつしか出て行ってはくれない

声にはならず
涙となって ながれおち
心に染みを残しつつ
ゆっくりゆっくり
時間をかけて 乾きゆく

長い長い時間の先に
長い長い想いの先に

やっと
思い出になって現れる
posted by F u m i at 01:59 | Comment(3) | scene | -